市販の殺虫剤に抵抗性がある個体が増加しているため、一般の方には駆除が困難な害虫です。根絶するには特別な殺虫剤と、的確に潜み場所を把握することが必要となります。また、卵には殺虫剤が効かないため、当社では熱処理も組み合わせて根絶を目指しております。

持ち込みルートの判別も重要です。一般のご家庭の場合、頻繁に訪れる来訪者（知人、親戚等）や、職場などが発生源になっている場合は被害が収まりません。 インバウンドが増加したことにより海外からの旅行者の荷物に紛れ込んで持ち込む場合が多くなっており、宿泊施設での被害報告も増えています。インターネットでの口コミでトコジラミの被害が報告されることにより、ブランドイメージ低下の恐れもあります。

トコジラミは目視で見えるほど身体が大きく、血糞などの痕跡も残すため判別は容易です。餌が無くても半年は生きられ、市販の殺虫剤で被害が収まったように見えても家具の隙間などに潜んでいるだけの場合があります。トコジラミを見かけた場合は、増殖する前に早めの駆除をおすすめします。